なお、先に申しあげておきますが、私たちは当社のホームページをご覧いただいた方全員を、当社のお客様として引き込むつもりは毛頭ございません。
遠方の方もいらっしゃるでしょうし、すでに長年お付き合いのある業者さんをお持ちの方もいらっしゃるでしょうから
長年、建築・リフォーム・リノベーション業を営んでいる会社の客観的な意見として参考程度にご一読いただければ幸いです。
リフォームを依頼する際、出来上がった実物を見ながら打ち合わせをすることはできません。そのため、リフォーム後の仕上がりについては、リフォーム業者を信用する
しかないのが実情です。当社では、リフォーム業者の良し悪しを判断する手段として、以下のポイントを踏まえて “その会社の営業スタッフ” と話してみることをお勧め
します。
- どこまで親身になってくれるか?
- リフォームなどの希望について、どこまで理解してくれるか?
- こちらの予算に合わせて提案してくれるか?
- 強引に契約を迫ることはないか?
- プロの目から見て工事の不要な箇所を教えてくれるか?
(無駄のない、本当に工事が必要な箇所の提案をすることは当たり前です)
会社のチラシやホームページでは、営業スタッフの知識や提案力、仕事に
対する姿勢はわかりません。また、実際に業者を選ぶ際には、完成したものを先に見ることができないので、直接話を聞くことで「社風」や
「人間性」、「仕事への信頼感」を感じ取ることが最も大切です。
注意すべきリフォーム業者は、その営業手法や経営手法でも、ある程度判断できます。
大きく4つのタイプに分けて、それぞれに対する注意点をご紹介いたします。
- ●広告などでパック料金(一律価格)を謳っている業者さんの場合
- ●全国規模のフランチャイズ、もしくはチェーン店さんの場合
- ●1年を通じて、ずっと新聞の折込広告を出している業者さんの場合
- ●割引キャンペーン(特に水まわり商品)などを目玉にしている業者さんの場合
「近くで工事をやっているのですが、
お宅の屋根が傷んでいるのが気になりまして……」
「この地域限定でキャンペーンをしておりまして、今ならお安くできます」
「モデル物件として選ばれました!ぜひ特別価格で工事をさせてください」
「外壁が老朽化しています。いま塗り替えないと大変なことになりますよ!
今なら10年保証です!」
などなど、様々な売り文句で訪問してくる業者さんにも特に注意してください。
私たちの知る限り、まともな業者さんはあまりいません。もちろん契約すれば工事をしてくれますが、
「塗装したのに3年で剥がれてきた」「内装リフォームしたが床鳴りがする」「壁が薄い(弱い)」など、リフォーム後に不具合が出ることが多いと聞きます。
また、不具合が発覚しても「工事後は音信不通」「アフターフォローや保証が不得手」という業者も…。同じリフォーム業者として非常に残念でなりません。
不動産会社の看板にもリフォームと記載されていたり、ホームセンターや家電販売店にもリフォーム窓口があったりする時代です。また、ガス業者や水道業者までもが「リフォーム工事を受ける(できる)」と謳っているのを見かけます。
しかし、リフォーム工事は誰にでもできる仕事ではありません。実際には見積もりに何十%か上乗せして、
工事は専門業者に丸投げするというケースがほとんどでしょう。であれば、最初から本物のリフォーム業者に依頼した方が賢明です。直接依頼なら、100万円支払えば、ちゃんと100万円分の施工をしてくれます。
リフォームを行う際、お客様に前もって仕上がりをご確認いただくことはできません。
もちろん、絵やカタログ、図面などをお見せすることはできますが、実際の仕上がりは完成してからではないとご確認いただけないのがリフォームです。車や家電製品のようにカタログだけでは判断できないため、
業者選びに際しては “会社の信用度” が最も大切なポイントになります。
当社では、この信用度を推し量る方法として相見積もり(同じリフォーム内容で複数の業者から見積もりを
取ること)もお勧めします。
現場にもよりますが、建築・リフォーム工事をきちんと見積もると、材料費(住宅設備、建材など)の原価が50%、その他の経費(職人さんの人件費、会社としての経費など)が50%位。
水まわり商品などの材料費はカタログどおりでどこでもほぼ同じですが、実際の施工能力など、材料費以外の “人の手による部分” は業者さんによって変わります。
例えば、3社の相見積もりで「80万円」「100万円」「120万円」と業者さんによって差が出た場合。仮に、内容に即した見積もりで施工すれば、100万円の工事に対して見積もりが80万円だとすれば材料費は50万円で残りの30万円が諸経費です。この場合、人件費もしくは材料費を20万円分落としている可能性があります。これに対し、120万円の見積もりでは諸経費が70万円。これだと経費(人件費)の掛け過ぎですね。このケースで契約すべきなのは、100万円の見積もりを提示した業者となります。
まともなリフォームをしようとしたら、必然的に材料費も人件費もかかるもの。適正価格で工事をするためには、安すぎる見積もりを出すことはできません。
このように、お見積もり内容はお客様のご予算やご要望によって異なり、その金額も工事の方法や考え方でいくらでも変わっていくため、単純にお見積もり金額だけで
業者さんを選定するのは難しいでしょう。リフォーム工事に関して安いのが一番良い業者さんではないのです。金額が安い場合は、仕上がりに不備が出てくる可能性がある
ことを気に留めておいてください。
当社では、金利がお得なリフォームローンに特化した、大手信販会社と提携させていただいておりますので、リフォームにおいて割賦(リフォームローン)のお取り扱いもございます。
現在はカードローンよりかなり金利が安いので、「予算的にリフォームするか悩んでいる」といった方には
お勧めです。「予算は100万円だけど、120万円出せれば希望がすべて叶う」という時は、ローンを利用するのも良い選択だと思います。一生のうちで何度もすることのないリフォームは、仕上がりに満足でき、長持ち
することが大事ですから。
信販会社の簡単な審査はありますが、銀行系に比べて申し込みも簡単で、ご利用いただきやすく、金利も
比較的低いローンです。詳しくは担当者にご相談くださいませ。