水漏れや漏水事故は、なぜか深夜や休日に発生しがちです。そのため、どこに連絡すればよいかわからず、
被害が広がっていく様子を見て、さらに慌ててしまうことも多いでしょう。
水漏れが発生した時に大切なのは、冷静に状況を確認することです。
慌てて業者さんに連絡する必要はありません。まずは「水が漏れている箇所の近くにバルブがあるか」を
確認してください。もしあれば、そのバルブを閉めれば水漏れはおさまります。
近くにバルブがない場合は“家の元栓”を閉めてしまいましょう。
そうすれば、取り急ぎこれ以上の被害の拡大を防ぐことができます。各方面(内装工事業者、水道業者、
マンションであれば管理会社)へ連絡するのはその後です。
真っ先にやらなければならないのは、被害の拡大を防ぐこと。水道の修理代よりも、天井や壁の修理代の方が高くなるなんてことも、珍しくありません。
都内で最も多いマンションの階下への水漏れ・漏水事故。発生したら、すぐに管理会社へ連絡する方が多いかと思いますが、もしすぐに対応できるリフォーム業者を知っているのであれば、そちらに連絡することをお勧めします。その理由は、階下の原状復帰工事(漏水で被害を受けた箇所の修理義務)が発生するからです。
管理会社を経由すると、水漏れ被害の状況把握、保険会社との交渉などに時間がかかり、原状復帰工事が遅々として進まないこともあります。
「漏水事故から3ヵ月経っても、原状復帰工事が始められない」
「壁と天井が壊れたままで、誰も連絡してこない」
「そうした理由から階下の居住者と不仲になり、保険会社やマンションの管理会社さんとも険悪な雰囲気に…」
残念ながら、「マンションの管理会社さんと、保険屋さん・水道屋さん・大工さんとの連携がスムーズにとれず、原状復帰工事が遅くなっている」
というケースを、私たちはこれまでに多く見てきました。
一般的に、マンションで漏水事故が発生した場合、管理会社が保険の窓口になることが多いです。加害者も被害者も直接保険会社に意見を言えないことが多いです。
しかし、最初にリフォーム業者が対応し、水漏れの原因、修理方法などが把握できていれば、管理会社への報告(状況説明)、保険会社との交渉なども、リフォーム業者からプロの目線で的確に説明してもらえます。もちろん、水漏れ箇所の修理・処置が最優先となりますが、金額が高くなりがちな「階下の居住者に対する原状復帰工事の補償」も考えて対応していくことが必要なのです。
漏水事故が発生した時の補償(階下の居住者に対する原状復帰工事の費用、ご自宅の修理費用等)をはじめ、空き巣が入った時の補償、火災が発生した時の家具の補償など、火災保険には様々な特約を付けることができます。しかし、マンションの管理組合で加入している火災保険に“個人の希望に合った細かな補償”は付いていません。
そのため、当社ではマンションやアパートにお住まいの皆様にも、個別に火災保険に加入することをお勧めしております。
適切な保険にさえ入っていれば、万が一の際にも安心です。当社を含め、実績と経験の豊富なリフォーム業者に依頼すれば、保険会社との交渉、賠償保険金の請求、
被害者への早急な対応などに手を煩わせることなく、お客様の代わりに粛々と手続きを進めてくれるでしょう。
ここだけの話、戸建でもマンションでも、火災保険は自動車保険よりも使う可能性が高く、保険料も安い傾向にあります。築15年以上の物件にお住まいであれば、
安心のためにも加入しておくことをお勧めします。